小春日和
なんとなく嬉しいこと、なんとなく好きだと思うこと、なんとなく幸せだと思うことを中心に日記を書いていければなぁと思います。
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七色のおばんざい★最終回! (BlogPet)
今日NHKや寂しいです
最終回でしたね★
とても雰囲気が良くて大好きだったの
と、ぽちが思ってるの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ぽち」が書きました。

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七色のおばんざい★最終回!
NHKの15分ドラマ「七色のおばんざい」が最終回でしたね★
とても雰囲気が良くて大好きだったので、ちょっと寂しいです。

15分だけなのでストレスを感じずに見られるのもいいことだと思うのですが、短すぎて最終回はちょっと物足りなさを感じました。
最終回だけでも30分欲しかったかなぁ。
せめて吉永さんが、清水さんのプロポーズをやっとのことで受けた場面、清水さんが実感できないままにするんじゃなくて、もっとなんか、大きなリアクションとか欲しかったかもかも。
すっごい待って待って、やっとのことで受けてもらったプロポーズなんだから、幸せ実感してもらいたかったな、みたいな。

まぁ、何にしてもおすすめでした。
あんな風に、のんびりと、ささやかな幸せを描けたら素敵と、そう思いました。

ということで、物足りないので、近々原作を読みたいと思ったりしてます。
支離滅裂
ブログペットの書き込みが、支離滅裂で笑えます。
現代用語で入内……(苦笑)。
ちなみに、入内とは結婚のことと思ってほぼ間違いじゃありません。
ただ、多分、いわゆる御所に輿入れする、って言うことですね。
普通の人の結婚には使わないっぽい。

今後どう言う傾向の書き込みになるんでしょうか……。
自分の文章傾向がわかりそうですね(笑)。
義高がーっ!! (BlogPet)
きのうは真田へNHKは話したかったの♪
しかしNHKと入内しなかったー。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ぽち」が書きました。

義高がーっ!!
私は別に、普段あんまり大河ドラマは見ないんですが。
先週ぐらいからCM見ながらそろそろ大姫と義高が出てくる頃だー!って見張っていました(^^;)

うぅ……。切ないよぅ。
義経よりも私は大姫と義高が好きです。えぇ、もう。
「あの日見た桜」で惚れ込みましたから。
「義高様!! 義高様!」
って言う、姫役の子の台詞が「あの日~」の大姫に被りました。

この時代、男の人よりも、女の人の方がなんとなく私の心を引きつけて病みません。
帝のところに入内、と言う話もあったのに、許婚・義高を殺した父親・頼朝に生涯逆らい続け、20で未婚のまま亡くなった大姫。
死をも恐れず「静や、静」と、義経が呼ぶ声が忘れられないと、頼朝の前で舞い歌った静御前。
どちらも強く、真っ直ぐに、一人の人だけを愛し続けた姿が素敵だと、そう思います。

……しかし。
NHK、狙ってるな……。
前回は新撰組、今回は義経……。どう考えてもオタクを捕まえようとしているとしか思えません……。
何せ、「遙か3」が出てるこの時期ですからね(苦笑)
次何やるんだろ? これ以上乙女を引きつける日本の歴史なんてあったかな?
真田十勇士とかか? あとはー。阿部清明とかとか??
ブタに寝床をとられました(^_^;) (BlogPet)
きょうぽちは、昼寝しなかったー。
きょう、体へ昼寝された!


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ぽち」が書きました。

安息の場所
「おい」
 花屋の奥で、茶色の目をした少年が、金色の目をした黒猫がじゃれてくるままにしている。
 髪の色は色素が薄く、薄い茶色の髪をしている。白い小さな顔はよく整っていて、笑えばきっと誰が見ても可愛い顔をしているのに、大人のそれより大人びた冷静な表情を変えることはない。
 茶色かと思われた瞳は、角度を変えると金色に色を変え、更に少年を希有な存在にしていた。
「昨日、依頼人が来た」
 花屋の青年が淡々と少年に告げる。少年は表情を変えることなく、青年に目を向ける。
「人捜しの依頼だ。それも、多分、お前と同類の――」
「……金髪の青年と銀髪の少女ですか?」
 少年の声は少年らしくやはり高いのに、その淡々とした話し方はそれを感じさせない。
「あぁ」
「受けるんですか?」
「……胡散臭い話だからな。お前の意見を聞こうと思った」
 青年の言葉に、少年はしばし黙る。顔を上げると、茶色の目が金色に色を変える。
「できるなら、受けないで下さい。……あなたはきっと、彼らの居場所を割り出せてしまうから。……許されないことなのかも知れない。でも、僕は彼らの幸せが、あそこにはないことを知っている」
「…判った」
 青年は、それ以上何も聞かなかった。少年はまた視線を、夜の姿を持つ猫に移した。


 外では雨が降る中、研究所ではユリアが走り回っていて、平穏な毎日。今日もこの平安が続くはずだった。
――一本の電話がなるまでは。
「教授、お電話です」
 奏子が受話器を柳沢教授に差し出す。
「佐竹だと言えば分かると仰っておられるのですが」
 受け取りながら、珍しいのから電話が来たと教授は思う。
「佐竹って、確か、あの無口な教授だよな」
 離れたところで、駒川が呟く。
「まぁ、無口だけどな。慎重に言葉を選ぶ人だからあまり喋らないだけだろ?」
「あぁ、そんな感じだな」
 春久の言葉に、駒川はうなずく。
「なんだって?!」
 突然教授が声を荒げる声に、二人は顔を潜める。この穏やかな教授が声を荒げることは少ない。側で奏子も心配そうに見つめている。
「…すまない。そうか、分かった。……誰か迎えに行かせよう。……あぁ、お前もな」
 幾つか言葉を交わして、教授が受話器を下ろす。それを確認して、二人は立ち上がって、教授の側に寄る。
「教授」
 明らかに尋常の様子ではない。何かあったのだ。
「第一研究所の樹と幹が逃げ出した」
 その言葉に、二人は更に眉根を寄せた。
 第一研究所。つまり、遺伝子操作体の研究が最初に始められた場所である。樹と幹は遺伝子操作によって生まれた最初の特殊な人間である。その能力は、頭脳、運動能力、身体的特性において全て常人より秀でている。
「あそこの研究者達が何かしようとしたんですね?」
「流石に勘がいいな、島原君。……あの二人は馬鹿ではない。いや、むしろどんな人間よりも確かな判断を下す。余程のことがなければあそこを出て行きはしない」
「では、その余程のことがあった、と」
 駒川の問いに教授が頷く。
「じゃあ……、今の電話は二人を捜せ、と言うことなんですか?」
 奏子が心配そうに尋ねる。ここの研究所では他の研究所と違い、遺伝子操作体を普通の人間と同じように扱っている。だが、大抵の場合、他の研究所は遺伝子操作体を化け物扱いし、虐げる。
 それを、ここの研究員は不憫だと思うから、そんな行為を見逃せない。
「いや……。逃げるのを、助けて欲しいという電話だ」
 その言葉に、思わず3人は目を見開いた。


 春久は少し出かけたと聞いて、ユリアは玄関近くのロビーで佐織とお喋りをしながら春久を待っていた。
 何処に何をしに言ったかユリアは聞いていない。けれど、すぐ帰ってくると言われたから、大人しくロビーで待つ。
 いつもなら勉強をしているように言われるのだけれど、今日は何も言われなかった。子供なりに、何か研究所の空気がいつもと違うように感じていた。
――ガタン
 研究所のガラス扉に手が当てられ、扉が開く。
「春久!」
 それが春久だとすぐに判って、ユリアは春久に駆け寄る。
 外は雨が降っているため、傘を畳む春久の肩はぬれていた。
「ユリア、待ってたのか」
 そう言って、ユリアに目を止めてから春久は後ろを振り返る。
 今まで気がつかなかったけれど、駒川と、それに、二人、レインコートをかぶった人が立っている。背の高い人と、少し低めの人と。
「その人達、だれ?」
「あぁ」
 二人に目を向けて、春久は曖昧に笑う。
 珍しい歯切れの悪さに、どうしたのだろうと思っていると、パタパタと足音がした。
「島原君、駒川君」
 教授が白衣を翻してロビーにやって来る。
「その二人が樹と幹か。外は寒かっただろう。入りなさい」
 そう言って、教授は二人に走り寄り、促すように背の低い方の一人の肩に手をかける。
「いやっ!! 触らないでっ!」
 声を上げ、教授の手を振り解く。同時に、レインコートのフードが落ちる。
 銀色の緩やかなウェーブをうった髪が流れ落ちる。
 雪のように白い肌を持った、銀髪の、今にも壊れそうな華奢で綺麗な十七歳ぐらいの女の子。
 背の高い方の人にしがみつき、肩がガタガタ震えている。
「大丈夫だ、幹。もう、あんな目にはあわせないから」
 背の高い人がそう言って、少女の肩をそっと抱きしめる。少女は頭を埋めて、コクコクとうなずく。
「ご無礼、申し訳ありません。あなたが柳沢教授ですね」
 そう言って、背の高い方の人はフードを下ろす。すると見事に輝く金髪が現れる。
 空色の目をした、金髪のよく整った顔の十八歳ぐらいの青年。けれど綺麗な空色の瞳は、何処か感情がない。まるで人形のように。
「俺が樹です。彼女が幹。佐竹教授から、手紙を預かって参りました。読み終わったら、燃やすかシュレッダーにかけるかしていただくよう、お願いします」
 淡々とそう言って、樹と名乗る青年は、教授に手紙を差し出す。
 事前に話は聞いていなかったけれど、ユリアには彼らが自分と同じような存在であることや、人に恐れを抱いていること、特に幹と言う少女が、男に対して特別な恐れを抱いているらしいことは感じられた。
「お姉さん」
 ユリアはパタパタ幹の前に歩み寄る。
「お姉さん、髪の毛とか濡れてるよ。外寒かったでしょう? お風呂に入るか、シャワー浴びるかした方がいいよ」
 袖をユリアが引くと、幹は樹に伺うような目を向ける。樹は小さく頷き、何事かを幹の耳に囁く。幹はそれに小さく頷いて、それからまた、ユリアに視線を返す。
「行こう。ユリアね、春久達、濡れて帰ると思って、お風呂沸かしておいたの」
 ユリアの真っ直ぐな瞳に、何処か不安そうな顔をしていた幹も、小さくうなずき、ユリアに引かれるまま、ついて行った。


「ここ、お風呂だから。ユリア、タオルと着替え借りてくるね」
 そう言って、離れようとすると、しっかりと腕を捕まれる。
「…だめ。お願い。ここにいて」
 絞り出すような小さな声。はじめから、表情はどこか無表情な、虚ろな様子だったが、それでもユリアには判る。この人が不安を抱えていることは。
「うん、じゃあ、ここにいるね」
 ユリアがしっかりうなずくと、幹はホッとしたような顔をして、小さくうなずいた。
「ありがとう」
 表情は相変わらず変わることもないけれど。小さな声で。


 浴室の外でユリアが鼻歌を歌う。時々思い立ったようにこの研究所のことを独り言のように話し出す。
 幹はそんなユリアに感謝しつつも、後ろめたさを感じる。

『何かあったらあの子を人質にしろ』

 樹に囁かれた言葉――。そうするしか、ないのだ。何かあったとき、自分の身を守る手だてを作っておかなければ、自分の身が危うい。
 感情が出にくい性格で良かったと思う。あんな優しい子は、こんな感情、知らなくていい。知らない方がいい。
 いつからだったんだろう。こんな、醜い感情しか持てなくなったのは。こんなに、感情が表情に出なくなったのは。
 幼い頃から命令に従うしか道はなく、涙を忍んで耐えるしかなかった。いつしかまるでロボットのように、感情を表に出すことなく、従うようになっていた。
 感情を持てば苦しくなる。何かに愛着を持てば苦しくなる。そう言い聞かせて。
 それでも――。
 捨てられなかった。彼と離れることだけは、耐えられなかった――。
 それが、例え誰かの幸せを壊すとしても。
「ごめんね……」
 幹は小さく呟いた。浴室の外で、ユリアが幸せな歌を歌っていた。


 幹がお風呂に入っている間、奏子がタオルと着替えを持ってきた。
「ユリア、幹さんが出てきたら、客間に案内してあげてね」
 言われて、ユリアは頷く。
 何故ユリアに言うのか、ユリアも気づいていた。
 樹と幹は、人を恐れている。幹がユリアに側にいてと言ったのは、いざと言う時の手だてかも知れないと、そんなことさえあり得ると。
 けれど、ここではそんないざという時などあり得ない。誰もがユリア達を気遣ってくれている。
 だから。人質代わりにされることような状況は起きないから。怖いとは思わなかった。
 悲しい人達なのだ。自分が、彼らの恐れを少しでも溶かせるなら、それもいいと思った――。


 お風呂から上がった幹を、客間に案内すると、既にそこには樹がいた。
「お兄さんもお風呂、入った方がいいよ」
「俺はいい」
 そっけない樹の返事に首を傾げる。
 あんなに雨に濡れて、風邪をひくかもしれないのに……。
「樹……」
 心配そうな幹の表情を受けて、やっと、困ったように答える。
「……幹に何かあったとき、俺が身動きできないと困る」
「……!」
 幹もユリアも、やっと樹の意図を理解する。
 お風呂になんて入っていたら、いざと言う時に逃げられない……。
「じゃあ、どうして私に……」
 小さな声で、幹は尋ねる。どうして、自分にはお風呂に入るように促したのか……。まっすぐ自分を見つめる幹に、他の人には分からないであろう、小さな笑みを返す。
「幹が風邪をひいたら、困るからな。俺さえ動ければ何とでもなるだろう」
「……樹」
 幹は、小さく呟いて、樹に寄りかかる。樹もそっと幹を抱きしめる。
「お姉さんのこと……、とっても大切にしてるんだね」
 ユリアはふあっと笑って言う。それに対して返す樹の表情は無表情な、冷たいものだったが、ユリアは気にしない。
「お姉さんのこと大切なら、なおさらお兄さんもお風呂に入らなきゃ駄目だよ。お兄さんが風邪引いたら、お姉さんは悲しむし、もっと困るでしょ?」
「俺は丈夫だから、そう簡単に風邪なんて引かないさ」
「……樹」
 幹が咎めるように、声をかける。お願い、と言うような瞳に、負けそうになって、樹は首を振る。
「佐竹教授の助けがあったって、ここが安全だという保証は何処にもない。……もしもここに……」
「だめっ、樹!」
 樹が言いたいことが分かって、幹は慌てて樹の言葉を止める。そんな言葉、幹は聞かせたくなかった。そんなドロドロした世界、目の前にいる汚れを知らない真っ白な、幸せそうな少女に聞かせたくなかった。
「大丈夫だよ」
 幹の努力も虚しく、ユリアにも樹が言いたいことが分かった。
 それでもユリアは笑っていた。少し悲しい、でも、柔らかな笑顔で……。
「ここの人は、大丈夫。自分の利得しか考えなかった人たち、沢山いるけど、ここの人たちは、違うから……。絶対、密告なんてしないよ。人の幸せを踏みにじれるような、そんな人、ここには今はいないから。
それでも心配なら、私のこと、人質にでもなんでもすればいいから……」
 春久が来るより前……、冬也が来た頃は、そんな人たちばかりだったけれど……。今はもう、そんな人、一人もいないと、ユリアは自信を持って言えた。
 何もかもお見通しだったのだと、幹は小さく息をついた……。
 それなのに、何故だろう。どうしてこの少女は、こんなに幸せそうで、汚れなくいられるのだろう……。自分と何が違うのだろう……。
 そして、会った瞬間から思っていた。……誰かに似ている。誰に?
「ユリアの言うとおりだな」
 ドアが開いて春久が入ってくる。一瞬、樹と幹が警戒するのが分かったが、春久は気にも止めなかった。
「春久もお風呂入らなきゃ駄目だよ?」
「俺はシャワーを浴びてきたから、大丈夫だ。……冷たくないだろ?」
 ユリアの心配そうな視線を受けて、春久はそっと手を出す。ユリアはその手を握って笑う。
「うん、暖かい」
 その笑顔に笑い返してから、春久は樹と幹を見た。
「警戒するのは分かる。ただ、いつもいつも気を張ってると疲れるだろ?
遺伝子操作体である君らが研究所から逃げ出すのは日本国家から逃げることに等しい。
これから先、どれだけ安心して休める時間や場所があるか。休める間に休んでおいた方がいい。風呂に入らなくても、責めてシャワーぐらい浴びとけ。
心配ならユリアを側においておけばいいから」
 そう言って、春久はポンポンと、ユリアの頭を叩いて、ユリアに笑う。
『大丈夫だよな?』
 そう聞いているのだ。
 それが分かったので、ユリアも笑い返す。
「うん。そうだよっ。人質が必要になるようなこと、無いけど、不安なら側にいるから。だから、今だけでもゆっくり休んで」
 春久は決してユリアの不利になる決定はしない。ユリアは知っている。
 初めて会ったときから、どんなに大切にしてもらったか、何一つ覚えているのだから。
「馬鹿な……人たちだ」
 ふいに、樹が小さく吐く。
 だが、その馬鹿にしたような呟きには何処か暖かみがあって、ユリアはホッと息をついた。
「あなたの言うとおり、誰も彼も疑っていては疲れるだけだ。
……とは言え、誰も彼も信じることほど危険なこともない。だから、その子に免じて、あなたとその子だけは信じましょう」
 それが樹にとって、最大限の妥協なのだと言うことは分かった。
「人質云々は別にしても、幹を一人にしておくと、これまでろくなことがありません。男と二人にしておいてもろくなことがないし、幹にとっても不安なはずだ。
だから、俺が居ないとき、その子にはなるべく幹の側にいて貰いたい。
約束して貰えますか?」
 その言葉の指すところ――多分、幹はこれまで、男から乱暴な目にあってきたのだろう。それが嘘ではないことは分かる。
 幹は初めから男に対して恐れを抱いていることを示していた。
「ユリア、どうだ?」
「うん、大丈夫」
 春久から問われて、ユリアはうなずく。拒否する理由はない。
 この二人が幸せになれるのなら、不安を抱えずに済むのなら、そんなこと大したことではないのだ。
「決まりだな。それじゃあ、こっちからの条件としては、とりあえずシャワーに浴びるか、風呂に入るかしてから、飯ぐらいとっとけってとこかな」
 全然条件にならない条件を言って、春久は笑った。


「……ねぇ、樹」
 幹の呼びかけに、樹が視線を向ける。
 他人が見たら冷たい反応に見えるが、幹にはそれが精一杯気遣っての行動だと分かる。
「私達、いつまでもここにいちゃ、いけないんじゃないかしら?」
 数日ここで生活して、今までにない、穏やかな生活を送った。
 誰もが親切で、今まで受けてきたようなぞんざいな扱いも受けない。馬鹿みたいにお人好しで、でも、暖かい人たち――。
「ここはとても居心地がいい……。でも、ここは、私達の為の場所じゃないわ」
 きっとあの子も、ずっと辛い目に会ってきたに違いない。
 そんな子が、やっと与えられた安息の場所――、自分達が壊してはいけない。自分達の場所ではない。
「私達がいると、きっと駄目になるわ。いつまでも見つからずにここに隠れていることなんてできない。もし見つかったら……」
 見つかったら、ここの研究所の人たちは、二人を匿った罪で、きっと罷免されたり、転属させられる。
 最悪、捕らえられることもあるかも知れない。……相手は国だ。
 そうしたら、この居心地のいい場所はなくなる。
 せっかくユリアが手に入れた安息も、幸せも……。
「あの子は、私達とは違う。……幸せになるべき子だわ。あの子の幸せを壊してはいけない」
 こんな曲がった環境で育っても、ひねたりせず、素直で優しい明るい子――それこそ、自分達のために、人質になることさえ申し出てくれた子なのだ。
 自分達の所為で、それを失わせたいとは思わない。
「……ここに居てはいけない。それは確かだ。否定しない。……いつまでもここが安全である保証もないしな」
 そう言って、微かに樹は笑う。
「俺にとっての幸せは、幹といること。
幹が望むなら、なんだってする。幹が望むなら、いつだってここを出てもいい。――幹はどうしたい?」
 幹にとっての安息の場所も、確かにあるのだ。この人の隣に――。
 そう思って、普段はほとんど表情のない綺麗な顔は、小さく綻んだ。


「本当に行ってしまうのか?」
「えぇ、短い間でしたが、お世話になりました」
 教授の問いかけに、樹がしっかりと頭を下げる。
 ……儀礼ではない。本当に、ここの人たちには世話になったと思い、感謝しているのだ。
「これ、渡しとくな」
 春久から何か手渡され、樹は首を傾げながら受け取る。そして、受け取った品をよく見て驚いた。
「これは……!」
「知りあいに頼んで、作ってもらったんだ。心配するな、情の為なら何億モノ投資を厭わない大金持ちのお人好しだから」
 受け取ったのは偽造パスポート。見た目には本物のパスポートにしか見えない。
 これを作った人間から足がつく可能性もあるが、その辺りもちゃんと配慮してくれているらしい。
「ありがとう」
 しっかりと、樹は春久に礼を言う。
「お姉さん」
 春久の後ろから、じっと見上げるユリアの視線に、幹は小さく微笑む。
「今までありがとう」
「ううん」
 ユリアは小さく首を振る。
「お姉さんができたみたいで、ユリアも嬉しかったし、楽しかったよ」
 ユリアの瞳が、不意に金色に光った気がした。
「……私……、あなたによく似た目をした人、知ってるわ」
 誰に似ているのだろうと、ずっと思っていた。やっと分かった。
「あなたと同じ色の目をした男の子。――彼はきっと、あなたの……」



『彼はきっと、あなたの――』
 ユリアは去り際の幹の言葉を心の中で反芻する。
 本当に、そうなのだろうか。今はまだ、分からないけど。
「ユリア、どうした?」
「ううん、なんでもないよ」
 優しく自分を気遣う春久の視線に、笑顔を返す。
「お姉さん達、大丈夫かな?」
「大丈夫だろう。簡単に捕まるようなヘマはしないさ」
 頭を撫でられて、ホッと落ち着く。
 そう、きっと大丈夫だろう。あの二人なら――。
 二人の無事を、ユリアはそっと祈った。
[READ MORE...]
ブタに寝床をとられました(^_^;)
20050711011204
いえ、単に寝られないだけですけど。
私は夜8:00頃昼寝(時間的にもはや昼寝じゃないですが/苦笑)することがあるんですが。
今日は猛烈に眠かったので、昼寝じゃなくて、もう朝まで寝るぞ!って思ってたんですが。これ、9:00頃の話です。
体がいつもの昼寝だと思ったのか12:00頃目が覚めちゃいました。
最悪……。

ちょっと読書でもしてから、のんびりブタくんから寝床を奪還しようと思います(^_^;)

くあっ!!
かーわーいーいーっvv

何がかっていうと、ブログペットのぽちの書き込みですっ!
あんな短い文章から文章が作れるようになるのか……。
今後どんな文章を作ってくれるのか楽しみですね♪
でも、私の話題から作るわけだから、ちょっと怖いと言えば怖いかも……。
ブログの勉強中~ (BlogPet)
きょうぽちは、パソコンは勉強するはずだった。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ぽち」が書きました。

ブログの勉強中~
こんな更新少ない日記をブログにしてどうするんだって感じですが(苦笑)

私はパソコン教室のインストラクターをしてるので。
そのうちブログを教えることになりそうな事態になってきたので、その前に勉強しておこうと言うことで日記をブログに替えてみましたv

やっぱり習うより慣れろです。えぇ。
うぅ。勉強するもの多すぎるよぅ。

あ。これまでの日記はしばらく置いておきますねー。
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